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2027卒向け
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目次
  1. 設問1. あなた自身が、ひとやチーム・組織と共に問題解決に向かって「動かした」経験を3つ教えてください。(各50字) また、そのうちの1つについて、「あなた自身が状況を動かすために何をしたか」「動かした結果どのような気づきがあったか」を含めて具体的に教えてください。(200〜400字)
電通の27卒夏インターン「さわれるビジネスプロデュース塾」は、ビジネスプロデューサーの「考え方と動き方」を グループワークで体験できる採用直結型の1dayイベントです。ここでは、どんなエントリーシート(ES)が求められるのでしょうか?「受かるES添削」編集長・今川がポイントを解説していきます。
設問1.
あなた自身が、ひとやチーム・組織と共に問題解決に向かって「動かした」経験を3つ教えてください。(各50字) また、そのうちの1つについて、「あなた自身が状況を動かすために何をしたか」「動かした結果どのような気づきがあったか」を含めて具体的に教えてください。(200〜400字)

落ちる ES 例

【20人の新入生を獲得した部活動の新歓勧誘】

大学文芸部の部長として、部員数増加を通じた活動活性化に取り組んだ。就任時は部員が各学年数人と少なく、特に学園祭での部誌制作・販売に支障を来していた。私は部員増加が活動の多様化と創作意欲の向上に繋がると考え、新歓活動を改革。第一に、部の特長である全員創作を活かし「部員全員が作家」というキャッチコピーを用いて団体の魅力を打ち出した。第二に、創作と批評を体験できる批評会イベントを開催し、活動内容の明確化と敷居の低下を図った。新入生と信頼関係を構築した結果、例年の6倍以上となる20人の部員を獲得した。部内には多様な創作が生まれ、刺激的な創作環境が実現した。

※ 他の2つの経験は省略

このエントリーシート(ES)は全体的によく構成されており、成果や工夫が伝わります。しかし電通がこのインターンでこだわる「動かす」という観点から見ると、物足りなさが残る点もあります。次の4点を添削によってブラッシュアップしていきましょう。

受かる ES にするための添削ポイント

  1. タイトルにインパクトがあるか?
  2. ?が整理されているか?
  3. ?のイメージを提示しているか?
  4. ?を把握して答えているか?

① タイトルにインパクトがあるか?

エントリーシートのエピソードに「タイトルをつける」ことが指定されている場合、このタイトルは1次予選(足切り) だと考えた方がよいでしょう。選考官は、何百枚というESを限られた時間の中で読むため、タイトルで興味を持たれなければ、その後の本文は読まれずに終わってしまう可能性すらあります。

【20人の新入生を獲得した部活動の新歓勧誘】

このタイトルは、実績(20人)は含まれているものの、「どんな役割で」「どんな工夫で」という視点が不足しており、個性が見えづらい内容になっています。そこで、次のAfterのように改めてはいかがでしょうか。

「言葉」の力で、1学年2名だった※※大文芸部に、部長として20名の新入部員を迎え入れた経験】

「言葉の力」という表現で自らがこだわった姿勢を示しつつ、「1学年2名 → 20名」という成果を強調。「部長として」という立場も明示されています。このように「姿勢・成果・役割」を意識することで、インパクトのあるタイトルに仕上げることができます。

② ( ? )が整理されているか?

動かしたエピソードでは「課題」と「目標」の提示が極めて重要です。「何に悩み、何を目指して行動したのか」が話の軸となるので、そこが曖昧だと、その後の行動や結果の説得力が大きく損なわれます。

この点について、Before / Afterを比較していきましょう

大学文芸部の部長として、部員数増加を通じた活動活性化に取り組んだ。就任時は部員が各学年数人と少なく、特に学園祭での部誌制作・販売に支障を来していた。私は部員増加が活動の多様化と創作意欲の向上に繋がると考え、新歓活動を改革。

BeforeのES文は、課題がややぼんやりしており、目標設定も定量的に示されていないため、ストーリーの芯が弱い印象を受けます。

このエントリーシート (ES) を添削した人