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目次
  1. 設問1. これまでの経験・体験を踏まえて、あなたのアピールポイントを自由にご記入ください。(200字)
  2. 設問2. 読売新聞が伝えた記事・ニュースのうち、印象に残ったものや好きな企画・コーナーなどを教えてください。読売新聞に掲載された広告や主催しているイベント、展開しているサービスでもかまいません。(50字) また、その企画やコーナーなどを挙げた理由を教えてください。(400字)
読売新聞の「よみうりアカデミー@大阪本社」では、どのようなエントリーシート(ES)が求められるのでしょうか?「受かるES添削」編集部員・コクブが設問別にポイントを解説します。
設問1.
これまでの経験・体験を踏まえて、あなたのアピールポイントを自由にご記入ください。(200字)

落ちる ES 例

常識や固定観念にとらわれず、物事を多角的に捉えることを大切にしています。大学時代には、多様な価値観に触れるためにニュースを積極的に読み比べ、情報の偏りに気を配る習慣を身につけました。また、自らの価値観を常にアップデートするため、異なる視点をもつ友人と対話し、新たな視点を取り入れる努力を続けています。情報を正しく発信し、読者の視野を広げることができる新聞社の役割に共感し、挑戦したいと考えています。

わかりやすく書けていますが、主張を裏付ける具体的なエピソードが不足しており、やや説得力に欠けます。次の3点を添削します。

受かる ES にするための添削ポイント

  1. 結論ファーストか?
  2. ?が明確か?
  3. ?の提示があるか?

① 結論ファーストか?

限られた文字数の中で、伝えたいことを簡潔に伝えるためには、結論ファーストが有効です。

Beforeは書き出しで結論を述べていますが、語尾が「大切にしています」となっているため、設問に対してややズレを感じます。

常識や固定観念にとらわれず、物事を多角的に捉えることを大切にしています。

一方Afterは語尾を 「〜できる」 とし、書き出しでわかりやすくアピールポイントを述べています。

常識や固定観念にとらわれず、 他者と議論することで自分の価値観を常にアップデートできる。

② ( ? )が明確か?

活動内容は詳しく書きましょう。Beforeには「ニュースを積極的に読み比べ」「異なる視点をもつ友人と対話する」とありますが、もう少し具体的にしたいところです。

大学時代には、多様な価値観に触れるためにニュースを積極的に読み比べ、情報の偏りに気を配る習慣を身につけました。また、自らの価値観を常にアップデートするため、異なる視点をもつ友人と対話し、新たな視点を取り入れる努力を続けています。

Afterは後者のエピソードにフォーカスし、「アルバイト先でクィア理論を専攻する学生と議論」という具体例を追加。実際の行動が明確になり、主張に説得力が生まれています。

最近はアルバイト先でクィア理論を専攻する学生と知り合い、休憩時間にLGBTQ関連のニュースについて議論を交わしている。

③ ( ? )の提示があるか?

アピールポイント(強み)を主張するときは、「再現性」を意識 するようにしましょう。強みを活かしてどんなことができるのか? これまでの経験から具体例を示し、選考担当者が企業での活躍をイメージできるようにします。

Afterは、他者と議論することで価値観をアップデートできることを具体的なエピソードで明示。これにより選考担当者は、あなたが入社したあとも、クライアントやチームメンバーと円滑なコミュニケーションをとりながら、成長してくれそうだとイメージできます。

一度「それはミソジニーではないか」と厳しい意見をぶつけられたが、「なぜそう思ったのか」を丁寧に聞き、険悪な雰囲気に陥ることなく、自分の表現の拙さや考えの浅さを反省するきっかけになった。

受かる ES 例

常識や固定観念にとらわれず、 他者と議論することで自分の価値観を常にアップデートできる。最近はアルバイト先でクィア理論を専攻する学生と知り合い、休憩時間にLGBTQ関連のニュースについて議論を交わしている。 一度「それはミソジニーではないか」と厳しい意見をぶつけられたが、「なぜそう思ったのか」を丁寧に聞き、険悪な雰囲気に陥ることなく、自分の表現の拙さや考えの浅さを反省するきっかけになった。

具体的なエピソードを加えたことで、説得力のあるESになりました。

設問2.
読売新聞が伝えた記事・ニュースのうち、印象に残ったものや好きな企画・コーナーなどを教えてください。読売新聞に掲載された広告や主催しているイベント、展開しているサービスでもかまいません。(50字) また、その企画やコーナーなどを挙げた理由を教えてください。(400字)

落ちる ES 例

【202×年×月×日付大阪朝刊「性別変更 手術なし認める」】

本記事は、性別変更に関する重要な司法判断を伝えるものでした。特に印象に残ったのは、広島高裁が手術を受けずとも「外観要件(変更後の性別と近い性器の外観を持つ)」を満たし得ると判断した点です。従来の制度では、手術を受けるか性別変更を諦めるかという厳しい選択を強いられるケースがありましたが、本決定はその在り方に一石を投じるものでした。SNSでは感情的な議論が目立ちますが、記事では判決の経緯や申立人の背景を丁寧に伝えており、冷静に事実を捉えることができました。

「印象に残ったもの」を聞く設問の場合、「なぜ印象に残ったのか」を丁寧に書く必要があります。なぜなら、そこに 「あなたの価値観」 が表れるからです。次の3点を添削します。

受かる ES にするための添削ポイント

  1. 前提情報が伝わっているか?
  2. 読売新聞の?にマッチしているか?
  3. ?への理解があるか?

① 前提情報が伝わっているか?

物事をわかりやすく、適切に伝えるためには、前提の共有が欠かせません。 Beforeは印象に残った点を示していますが、なぜそれが印象に残ったのか。 その明確な理由が読み取れません。

本記事は、性別変更に関する重要な司法判断を伝えるものでした。特に印象に残ったのは、広島高裁が手術を受けずとも「外観要件(変更後の性別と近い性器の外観を持つ)」を満たし得ると判断した点です。

一方Afterは、前提情報を丁寧に書くことで、全体を通して印象に残った理由がわかりやすく表現されています。

以前からトランスジェンダーの問題に関心があり、手術なしで性別変更を認めるという判決をSNSのサジェスト機能から知った。SNS上では「性犯罪者に女性スペースに侵入する口実を与える」という旨の、強い語調の反対意見が目立った。私は「性別変更=風呂・トイレの問題」と短絡的に結びつけ、そればかり議論するのではなく、申立人がどういう生きづらさを解消するために性別変更を望んだのか、背景を詳しく知りたいと思った。

② 読売新聞の( ? )にマッチしているか?

企業は 「あなたが求める人材像にマッチしているか」 を見ています。ならば、まずは、それを知る必要があります。

読売新聞が大事にしてきたのは、徹底した「読者目線」と「現場主義」です。

引用元: 読売新聞を知るキーワード

Beforeは、客観的に自分の意見を述べているものの、「読者目線」「現場主義」 が感じられるまでには至っていません。

従来の制度では、手術を受けるか性別変更を諦めるかという厳しい選択を強いられるケースがありましたが、本決定はその在り方に一石を投じるものでした。

Afterは、 「性同一性障害特例法に詳しい知人の話を聞き、正しい情報を得るために新聞紙面を確認した」 というエピソードを追加することで、「現場主義」が感じられる内容になっています。

そこで性同一性障害特例法について卒業論文を書いた知人にこのニュースをどう思うか尋ね、正しい情報を得るために一緒に新聞紙面を確認した。

このように、自分の経験や強みと企業の求める人材像との結びつきを意識 して盛り込むエピソードを選ぶと、企業との親和性を高めることができます。

③ ( ? )への理解があるか?

企業理念への理解は、「志望度の高さ」 を伝えます。読売新聞の報道姿勢には、次のようにあります。

生活を豊かにした反面、根拠のない情報が飛び交うデジタル時代。私たちは、確かな情報を届ける使命と責任があると考えています。

引用元: 読売新聞の会社案内・報道姿勢

BeforeとAfterは、本質的には同じ内容を示していると思います。しかし、Afterのほうが、読売新聞の報道姿勢に理解があると伝わる言葉を選んでいます。

SNSでは感情的な議論が目立ちますが、記事では判決の経緯や申立人の背景を丁寧に伝えており、冷静に事実を捉えることができました。

インターネットでは、実情をよく確認しないまま、センセーショナルな見出しのみが拡散される傾向にある。対照的に、新聞は着実な取材に基づいて真実を発信し、読者が各々自分の意見を持つために必要な情報を提供するメディアであることが、改めて確認できた。

受かる ES 例

【202×年×月×日付大阪朝刊「性別変更 手術なし認める」】

以前からトランスジェンダーの問題に関心があり、手術なしで性別変更を認めるという判決をSNSのサジェスト機能から知った。SNS上では「性犯罪者に女性スペースに侵入する口実を与える」という旨の、強い語調の反対意見が目立った。私は「性別変更=風呂・トイレの問題」と短絡的に結びつけ、そればかり議論するのではなく、申立人がどういう生きづらさを解消するために性別変更を望んだのか、背景を詳しく知りたいと思った。そこで性同一性障害特例法について卒業論文を書いた知人にこのニュースをどう思うか尋ね、正しい情報を得るために一緒に新聞紙面を確認した。 インターネットでは、実情をよく確認しないまま、センセーショナルな見出しのみが拡散される傾向にある。対照的に、新聞は着実な取材に基づいて真実を発信し、読者が各々自分の意見を持つために必要な情報を提供するメディアであることが、改めて確認できた。

前提情報や具体的なエピソードを丁寧に書くことで、あなたの価値観や行動力が伝わるESになりました。

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