- 設問1. 大学入学以降で、あなたが成果を残した最も大きな経験を教えてください。何を課題と捉え、自身としてどう考え、どう行動したか具体的なプロセスも併せて記入してください。(300〜500字)
- 設問2. アビームのSummer Internshipに応募した理由を教えてください。将来やりたいことやアビームに興味を持った背景も併せて記入してください。(200〜400字)
- 設問3. 【添削対象外】採用HP「2027年卒 コース紹介・選考プロセス」ページの各コース紹介に紐づいている「関連コンテンツ」から、興味を持ったコンテンツを1つ選び、そのタイトルと理由を教えてください。※コンサルタント職のコンテンツを選択してください。(200〜300字)
- 設問4. 【添削対象外】採用HP「社員・仕事を知る」ページから興味を持った記事コンテンツを1つ選び、そのタイトルと理由を教えてください。(200〜300字)
落ちる ES 例
よさこいサークルの副代表として練習に活気を生んだことだ。 所属していたよさこいサークルでは6月の祭で笑顔と元気により大勢の観客をファンにするという目標を掲げていた。 しかし、練習は事務的な声掛けのみで活気がなく、練習を見に来たOBからは「演舞を見ていて楽しくない」と言われる始末。 声を出そうと思えない環境が課題だったため、演舞指示を工夫した。 下級生は楽しんで声を出すようになったが、次は声掛けが乏しい運営陣が目立った。話を聞くと、「声を出しているつもり」だという。声出しの認識に差があることに気付いた。 ならば、こちらが求める水準まで押しあげるように工夫しようと考え、コール&レスポンスを行った。練習中、対話形式で声をかけ、応答してもらう形態により声の質と量が改善した。 徐々に練習や演舞における活気が増え、OBからも「よくなった」との声をいただくことができた。 祭り直後にはSNSで60人から反響があり、対面でも60人から感想の声をもらった。 周囲と協力することで、祭りでの大きな成功へとつなげることができたと自負している。
コンサル業界では、個人プレーとチームプレーのバランスが重視されるため、本エピソードは評価されやすい要素を備えています。しかし、エピソード全体にやや散漫な印象があり、アピールしたい内容が十分に伝わっていない点が課題です。そこで、以下の4点を添削します。
受かる ES にするための添削ポイント
- 書き出しにインパクトはあるか?
- ?が伝わっているか?
- ?が明確か?
- ?はあるか?
① 書き出しにインパクトはあるか?
ESの印象を大きく左右するのが書き出しです。選考官は多くのESに目を通すため、場合によっては最後まで読まれないこともあります。冒頭で設問への回答を簡潔に述べると同時に、読み手の興味を引くインパクトを示しましょう。
Beforeの、結論ファーストで事実を簡潔に伝えている点は評価できますが、インパクトに欠け、読み手の印象に残りにくいのが難点です。
よさこいサークルの副代表として練習に活気を生んだことだ。
添削後のAfterでは、「札幌伝統のYOSAKOIソーラン祭り」という具体的でスケール感のある舞台設定を冒頭に置くことで、読み手の興味を引いています。
札幌伝統のYOSAKOIソーラン祭りで、よさこいサークルの副代表として最高の熱気を生み出したことだ。
「最高の熱気を生み出した」という表現からは、達成度の高さや熱意が伝わり、冒頭から強い印象を残します。
② ( ? )が伝わっているか?
読み手は応募者のことをまったく知らない状態でESを読みます。何も知らない相手にアピールポイントを効果的に伝えるには、エピソードの核となる部分に入る前に、その前提となる情報を丁寧に共有することが大切です。Before / Afterの違いを見てみましょう。