- 設問1. 「和魂偉才塾 コンサルティング塾」を通して学びたいこと、得たいことを教えてください。(300〜400字、改行不可)
- 設問2. あなたがチームの一員として課題に取り組む際に意識している点を挙げ、それがチームにどのような価値を提供したか、具体的な経験や成果を交えて教えてください。(300〜400字、改行不可)
落ちる ES 例
私は和魂偉才塾コンサルタント塾に参加することによって、2つを得たいと考えている。まず1つ目は「実践的なコンサル力」がどのようなものかということだ。私はマーケティング会社の長期インターンで、Webメディアのアクセス数改善に取り組んだ。この経験から、実際のビジネスの現場でユーザーのニーズを分析することがいかに大切かを学んだ。本プログラムに参加することで、どのように顧客のニーズを引き出してまとめ上げてソリューションを提案していくのかを具体的に学びたい。そして2つ目は「参加するメンバーや貴社で働かれている社員の方々の考え方を知る」ことだ。課題分析、テクノロジー、ビジネス実装など多様な強みをもつメンバーとの協働の際、積極的に話しかけることでそれらを把握したい。貴社のコンサルタントからフィードバックをいただくことで、自身の成長につなげたい。
学びたいことを2つに分けて、それぞれ解説する構造はわかりやすいです。しかし、足りない要素がいくつかあります。このESを"受かる水準"にするために、私は4点を添削します。
受かる ES にするための添削ポイント
- 文字数を有効に使っているか?
- インターンで?が明確か?
- アクセンチュアの?にマッチしているか?
- インターンに?があるか?
① 文字数を有効に使っているか?
限られた400字の中で効果的にアピールするためには、文字数を有効に使わなければなりません。例えば、BeforeのES例の書き出し「私は和魂偉才塾コンサルタント塾に参加することによって、」の一文は、ざっくり削っても設問からの文脈で伝わります。
私は和魂偉才塾コンサルタント塾に参加することによって、2つを得たいと考えている。
2点ある。
文字数調整はいったん書き終えたあとに行う作業です。まずは文字数を気にせず、伝えたいことをしっかりと書き出し、そのあとで 「内容の重複はないか」「不必要な言葉はないか」 などをチェックすると、文字数を有効に使えるようになります。
② インターンで( ? )が明確か?
インターンで成長したい点は、明確に表現しましょう。BeforeのES例では、学びたいことの1つを「実践的なコンサル力」として明示しているのはよい点です。
1つ目は「実践的なコンサル力」がどのようなものかということだ。...(中略)...2つ目は「参加するメンバーや貴社で働かれている社員の方々の考え方を知る」ことだ。
しかし 「実践的なコンサル力」とは、何を指しているのでしょうか。 コンサルティング業務やインターン内容への理解を深め、「実践的なコンサル力」が指すものをもう少し掘り下げたいところです。アクセンチュアのWebサイトでは、「和魂偉才塾 コンサルティング塾」のインターンで身に付くスキルを次のように紹介しています。
・課題設定力
・課題解決力
・コミュニケーション力
・プレゼンテーション力
引用元: アクセンチュア「和魂偉才塾コンサルティング塾」
実践的なコンサル力は、「課題設定力」「課題解決力」「コミュニケーション力」「プレゼンテーション力」の4つのスキルに分解されることがわかります。
添削後のAfterの文では、これらを意識して、学びたい2点を 「高度な課題設定力」「協働で得られる多様な視点」 と表現しています。