- 設問1. 志望職種の志望理由を教えてください。(400字)
- 設問2. 大学/大学院での専攻、及び過去の経験を元に、EYストラテジー&コンサルティングでどのような貢献ができるか記述してください。(400字)
- 設問3. あなたのキャラクターがよくわかる過去のエピソードについて記述してください。(400字)
落ちる ES 例
私の就職活動に3つの軸があり、これによりコンサルティング業界に興味を持ちました。 ①「カーボンニュートラル社会への貢献」学士・修士課程で、再生可能エネルギーの活用やCO2排出削減に関する研究を行い、分散型エネルギーリソースの活用に可能性を感じました。これからも、時代とともに変わり続ける技術や知見を学び、それらを用いた課題解決を行いたいです。②「顧客と直接関わることができること」ホテルでの接客のアルバイトの経験より、私は人を笑顔にし喜んでもらうことで大きなやりがいを感じるのだと気づきました。よってお客様と直接関わり笑顔になってもらえる仕事をしたいです。 ③「成長しやすい環境であること」私は様々なことに挑戦してきました。その挑戦の成功や失敗の積み重ねを元に自己を成長させ、成長する度に喜びを感じてきました。これからも自分を成長させ喜びを感じ続けたいと思っています。
3点に整理して述べている点は良いでしょう。ただ、企業理解や業務理解が弱く、自身のWILL(意志)をEYストラテジー・アンド・コンサルティング(EYSC)の環境と結び付けられていない点が課題です。
このままでは落ちる可能性が高いでしょう。次のポイントを見直し、受かる水準のESに仕上げていきましょう。
受かる ES にするための添削ポイント
- 文字数を有効に使っているか?
- 志望につながる?が具体的か?
- 業務への?があるか?
- EYストラテジー・アンド・コンサルティングの求める?にマッチしているか?
① 文字数を有効に使っているか?
400字という限られた文字数の中で、志望動機に必要な「業務への関心」「志望と結びつく原体験」「発揮できる自らの強み」などを盛り込むには、文字数の有効活用が必須です。
例えば、書き出しについて、
私の就職活動に3つの軸があり、これによりコンサルティング業界に興味を持ちました。
3つある。
と省略しても「志望職種の志望理由を教えてください」の回答として成立します。
② 志望につながる( ? )が具体的か?
なぜコンサルティング業務を志望しているのか。原体験→気づき→志望動機の構造がしっかりしていると、読み手に納得感を与えます。
次のBeforeの文では、自身の研究テーマに触れながら「分散型エネルギーリソースの活用に可能性を感じた」とありますが、その気づきがどのようにしてコンサルティング業務への志望につながるのかがやや弱く、業界選択の根拠として説得力に欠ける印象です。
①「カーボンニュートラル社会への貢献」学士・修士課程で、再生可能エネルギーの活用やCO2排出削減に関する研究を行い、分散型エネルギーリソースの活用に可能性を感じました。これからも、時代とともに変わり続ける技術や知見を学び、それらを用いた課題解決を行いたいです。
この文では、「なぜコンサルなのか」「なぜ事業会社ではないのか」というキャリア選択の動機に踏み込みきれていない点が課題です。たとえば、事業会社では自社の技術・製品に限られがちである一方、コンサルは多様な業界・企業の変革に関われるという視点があると、コンサルを選ぶ理由に厚みが出ます。