- 設問1. 学生時代に力を入れて取り組んだことについて具体的にご記載ください。(400字)
- 設問2. 学生時代に力を入れて取り組んだこと(設問1と異なるもの)について具体的にご記載ください。(400字)
- 設問3. コンサルティング業界および日本総研に関心をお持ちになった理由について、コンサルティング業務において活かすことができると考えるご自身の強みにも触れてご記載ください。(800字)
落ちる ES 例
大学3年生の冬、所属していたボート部の筋力向上に貢献しました。私たちのチームでは、冬季はバーベル種目などを用いた身体づくりに主に取り組んでいました。しかし、例年多くの選手がこの期間中に伸び悩み、モチベーションを落としていました。私自身、伸び悩みに苦しんだ経験があり、チームメイト達には同じ想いをして欲しくないと考え、この問題に着手しました。伸び悩みの原因は単調な刺激への身体の慣れが原因であると考えた私は、冬期を3分割し、それぞれ身体に異なった刺激が入るプログラムを作成しました。また、各選手から話を聞きそれに応じてプログラムの変更や説明なども行いました。結果として、プログラムは受け入れられ伸び悩みも解消し、期間中の平均バーベル挙上重量の伸びは前年比の倍を記録。部の全国大会2位の躍進に貢献しました。
今回のESの設問1・2・3の構成にあたっては、まず企業が求める人材像を深く理解し、それに合致するエピソードを設問1・2でバランスよく選定。価値観や自身の強みを設問3で抽象化し、志望動機に絡めて的確に伝えることが重要です。
設問1の回答は部活動のエピソードですが、 全体として淡々とした語り口にとどまっており、取り組みにかけた思いや熱意が十分に伝わってこない点が課題です。
"受かる水準"に仕上げるため、私は次の6点を添削します。
受かる ES にするための添削ポイント
- 全体像が見える結論ファーストか?
- 活動の?に熱意があるか?
- ?を掲げているか?
- 日本総合研究所の?にマッチしているか?
- ?が明確か?
- ?の提示があるか?
① 全体像が見える結論ファーストか?
多くのESを読む担当者にとって、冒頭の一文はエピソードの印象を大きく左右する重要な導入部分。 まずは、もとのESの書き出しを見てみましょう。
大学3年生の冬、所属していたボート部の筋力向上に貢献しました。
結論ファーストで書いている点は高評価です。さらにライバルと差をつけたいなら、Afterのように全体像が見える1文目に改めてみてはいかがでしょうか?
体育会ボート部の筋トレ改革に挑み、全国大会2位の躍進に貢献しました。
筋力向上だけではなく、伸び悩みを解消し全国大会2位の躍進を遂げた実績を簡潔ながらも盛り込むことで、読み手の関心を大きく引き寄せることができます。
② 活動の( ? )に熱意があるか?
ガクチカでは、成果や行動だけでなく、行動に至った「動機」や「背景」も大切です。企業が知りたいのは、あなたがどんな価値観や思いをもって、どう行動する人物なのかということ。だからこそ、「なぜその挑戦に向き合ったのか」を具体的に描くことで、あなたらしさが伝わります。