落ちる ES 例
インターンシップを通して私は業界や貴社への理解を深めたいと考えている。 私はアルバイト先の駐輪場で、管理システムの開発に貢献した経験がある。当初、紙による管理でミスが多発し、お客様に不便をかけていたため、PCによる管理システムの導入を提案した。私は目的意識を強く持ち、チーム全員で情報共有するよう努めた。そうすることで意見が一致し実用的な管理システムを完成させた。この経験を通じ、DXに取り組むコンサルタント業務に関心を抱いた。 豊かな社会を目指し、業界を超えて企業や行政と連携する貴社で、デジタルコンサルタントとして社会に大きく貢献したいと考えている。その中で、私は貴社のインターンシップを通してシステム提案を体験したい。さらに、業界や貴社への理解もより深めたいと考えている。
DXに興味を持ち、システム提案をしていきたいと思うようになったきっかけが語られているESではありますが、インターン内容の理解や企業独自の強みへの言及などに課題があり、このままでは落ちる可能性が高いです。このESを受かるESに引き上げるために何を盛り込むべきなのか、私は次の5つのポイントを提案します。
受かる ES にするための添削ポイント
- 主体性を強調しているか?
- ?が伝わっているか?
- 活動に?があるか?
- 他社にない?への理解があるか?
- インターンに?があるか?
① 主体性を強調しているか?
企業はインターンを単なる「学びを提供する場」ではなく、採用活動の一環と考えています。企業側は実際の職場に近い環境でパフォーマンスや将来の活躍ポテンシャルを見極めようとしているため、応募者側にも主体的に取り組む姿勢が求められます。
次のBeforeの文は、学びへの意欲は感じられますが、能動的に成長しようという姿勢がやや弱く感じられます。
インターンシップを通して私は業界や貴社への理解を深めたいと考えている。
例えば、添削後のAfterのように「目指したい姿」にふれると主体性を示すことができます。
企業の真の課題を発見し、最適なデジタル変革を実現するコンサルタントを目指しているからだ。
他にも、インターンで成長しようとしている点を具体的記述するなども効果的です。
② ( ? )が伝わっているか?
エピソードの前提情報が不足していて理解しにくいESは、読み手にストレスを感じさせます。もとのESの文を読んでみましょう。
私はアルバイト先の駐輪場で、管理システムの開発に貢献した経験がある。当初、紙による管理でミスが多発し、お客様に不便をかけていたため、PCによる管理システムの導入を提案した。
この例では、自身が「PCによる管理システムの導入」を提案するに至った背景が記載されておらず、実現に必要な知識やプロセスを理解したうえで責任をもって提案をしたのか、単なる思いつきなのかなどがイメージできません。
次のAfterの文のように、初めて読む人でも概要を理解できるよう、足りない情報があれば補いましょう。