受かるES添削のロゴ
2027卒向け
受かるES添削のロゴ
目次
  1. 設問1. 学生時代に、周囲を巻き込み協力しながら挑戦をした経験、そこで成長した点について記載ください。(500字以内)
  2. 設問2. 周囲の方から言われる、あるいはご自身で感じている、ご自身の強み・特徴について記載ください。(300字以内)
  3. 設問3. 自身の強み・特長を活かして、BUSINESS WORKSHOPで挑戦したいことについて教えてください。(300字以内)
パナソニックグループの27卒「BUSINESS WORKSHOP」は、先輩社員や他の参加者とともに協働しながら「誰かの幸せ」を実現する新規ビジネスを考えるワークショップ型プログラムです。このインターンで求められるエントリーシート(ES)について、「受かるES添削」編集部員・益田が解説します。
設問1.
学生時代に、周囲を巻き込み協力しながら挑戦をした経験、そこで成長した点について記載ください。(500字以内)

落ちる ES 例

大学3年生の学園祭で、会計学ゼミのメンバー6人とタピオカドリンクの屋台企画に挑戦しました。友人の1人が大学の学園祭実行委員会だった縁から、「新規事業をリアルで学ぼう」と提案し、ゼミ生に声をかけて出店を計画しました。まず販売戦略では、例年の学園祭はご飯系が多い点に注目しました。かわいらしい見た目のタピオカが女性や子供に受けると考え、メニューをメンバーで決めました。9月中旬の申請締切ギリギリに企画を出し、限られた2週間で試作や材料を準備しました。学園祭当日は、タピオカドリンクの価格が相場より安かったため、予想以上のお客様が来店。材料不足で販売を一時中断して、メンバーが何度も買い出しに走り、実践的な店舗運営の難しさを痛感しました。結果は、127杯の売上を達成することができました。この経験を通じ、企画段階から実行までの一連のプロセスにおける課題解決力が身につきました。

時系列に沿った記述で何があったのかがわかりやすく、読みやすい印象です。一方で、行動や成果の描写はあるものの、「取り組みにどう向き合ったか」が曖昧で、学びについての記述も抽象的に映ります。このESを"受かる水準"に仕上げるために、以下の4点を添削します。

受かる ES にするための添削ポイント

  1. 全体像が見える結論ファーストか?
  2. 活動に?があるか?
  3. ?な表現ができているか?
  4. 活動と?は一致しているか?

① 全体像が見える結論ファーストか?

ESの入り口である冒頭文は、読み手の興味を引き、続きを読んでもらうための重要なパートです。選考官は1日に多くのESに目を通すため、冒頭で関心を引けなければ、その後の内容に目を通してもらえない可能性があります。もっとも伝えたいことを端的に示し、エピソードへの期待感を高めましょう。

次のBeforeの文章は、結論から述べている点は評価できますが、行動の説明にとどまり、「成長した点」という設問の核心に触れていません。

大学3年生の学園祭で、会計学ゼミのメンバー6人とタピオカドリンクの屋台企画に挑戦しました。

添削後のAfterでは、冒頭に挑戦から得た学びを盛り込むことで、エピソードの全体像と「成長点」が明確になり、読み手はその後の展開に興味を持って読み進めることができます。

会計学ゼミの仲間6人で学園祭のタピオカ屋台に挑戦し、企画をやりきる困難とやりがいを味わいました。

② 活動に( ? )があるか?

何かを変えたり達成したりする過程には、困難がつきものです。人は、困難を経験するからこそ自らの課題に気づき、工夫や努力を重ねるきっかけになります。また、困難の存在は、その挑戦が本気だったことの証にもなります。

しかし、Beforeには活動の困難や克服の描写がなく、全体がスムーズに進んだ印象を与えています。

このエントリーシート (ES) を添削した人