- 設問1. 志望動機をご記入ください。(500字)
- 設問2. 現時点であなたが興味/関心のあるプロダクト・サービスの領域・カテゴリーを最大3つまで選択してください。また、選択した領域・カテゴリーで最近注目しているプロダクト・サービスとその理由を記述してください。(200字)
- 設問3. 【添削対象外】卒業/修士論文や学科/専攻の授業の中で、最も力を入れて学んでいるテーマの概要を記述してください。(500字)
- 設問4. 【添削対象外】ゼミ・研究室で取り組まれている研究内容をご記入ください。なしの場合は「なし」とご記入ください。※理系の方で研究室に所属している場合は、必ず研究内容をご記入ください (500字)
- 設問5. あなたが取り組んだ/取り組んでいることについて、次の6つのポイントを含めて記述してください。学業以外であっても構いません。(500字)【ポイント】①きっかけ・背景 ②設定したゴール ③体制・役割 ④こだわったこと ⑤結果・学んだこと ⑥学んだことを今後どう活かすか
落ちる ES 例
【第一志望コース：ソフトウェア開発【モビリティ】】
私が貴社のインターンシップに応募した理由は、カメラ開発で培ったノウハウを、自動車産業に応用するという貴社の取り組みに強く惹かれたからです。自動運転技術の進展において、高性能なセンシング技術は不可欠であり、貴社の技術が新たなモビリティの未来を切り拓くと確信しております。私は大学で情報工学を学び、学部インターンを通じて、従来の完成車開発の枠組みの中では真に革新的なサービスを生み出すには限界があると感じた経験があり、異分野の技術を取り込む重要性を実感しました。その中で、貴社の先進技術が既存の枠組みを超えて革新を生み出している点に強く魅力を感じています。また、インターンシップを通じて、自ら考え、実行する力を高めたいと考えております。将来的には技術と社会の接点で課題解決に挑むエンジニアを目指しており、その第一歩として、現場での実務経験を積むことで、知識を実践に活かす力を養いたいと考えています。
一見整った構成に感じられますが、「なぜソニーなのか」「自らがどのような価値を発揮できるのか」の説得力が弱く、このESのままでは落ちる可能性が高いでしょう。次の４点のポイントを見直し、ブラッシュアップしていきましょう。
受かる ES にするための添削ポイント
- 主体性を強調しているか？
- 志望につながる?が具体的か？
- 他社にない?への理解があるか？
- ?が打ち出せているか？
① 主体性を強調しているか？
インターン志望動機は、「自分が何をしたくて応募するのか」という主体的な動機を伝えることが重要です。
次のBeforeの文では、応募の理由として「貴社の取り組みに惹かれたから」と共感のみが記述されており、自分自身がその環境で何をしたいのかが明確にされていません。
私が貴社のインターンシップに応募した理由は、イメージセンサー技術やデジタルカメラ開発で培ったノウハウを、自動車産業に応用するという貴社の取り組みに強く惹かれたからです。
センサー技術を活用した実践的なモビリティサービス開発に挑みたいと考え、このインターンを志望します。
一方、添削後のAfterの文では、「センサー技術を活用した実践的なモビリティサービス開発」と、主体的に挑む姿勢が明確にです。インターンに参加することで達成したいことを冒頭から打ち出していくとよいでしょう。
② 志望につながる( ? )が具体的か？
この設問の500字という文字数制限は比較的長く、内容を深掘りする余地があります。志望のきっかけとなった原体験については、 「どこで・何に触れて・何を感じたのか」まで具体的に記述することで、動機の納得感と説得力が大きく高まります。
次のBefore / Afterで受ける印象の違いを比較してみましょう。
自動運転技術の進展において、高性能なセンシング技術は不可欠であり、貴社の技術が新たなモビリティの未来を切り拓くと確信しております。私は大学で情報工学を学び、学部インターンを通じて、従来の完成車開発の枠組みの中では真に革新的なサービスを生み出すには限界があると感じた経験があり、異分野の技術を取り込む重要性を実感しました。
Beforeでは、「完成車開発の限界を感じた経験がある」と記述されていますが、どのような気づきを得たのかが具体的に想像しづらくなっています。
私は大学で情報工学を学び、学部時代には自動車メーカーのインターンで、車載ソフトウェアを通じたユーザー体験の革新に大きな関心を持ちました。一方で、従来の完成車開発の枠組みでは、真に革新的なサービスを生み出すには限界があるとも感じました。自動車業界は現在、ソフトウェア・デファインド・ビークルや自動運転といった技術革新の真っただ中にあり、新たな価値を生み出すチャンスがあると感じています。
このエントリーシート (ES) を添削した人
