落ちる ES 例
私が御社のインターンシップに応募した理由は、御社の提案する“「わが家」を世界一幸せな場所にする”の住まいづくりに対して共感するとともに、深く知りたいと思ったからです。私は御社が単なる物質としての家を売る仕事をしている、と考えていたので、家だけでなくそこに住む人の暮らしまで考えるという姿勢に感銘を受けました。その上で、社員の方に実際に声を聴きたいと考え、インターンシップに応募させていただきました。実現したいことは、インターンシップに実際に参加して、自分が人々の暮らしをどこまで考えられるのか力試しをしてみることです。そして自分の暮らしを見つめなおしていくことが目標です。
積水ハウスのグローバルビジョン“「わが家」を世界一幸せな場所にする”に触れるなど、企業研究をしているのは好印象です。ただ、インターンで何を経験したいのかが曖昧なため、このままでは落ちる可能性があります。そこで、次の4点を添削します。
受かる ES にするための添削ポイント
- インターンで成長したい点が明確か?
- 志望につながる?があるか?
- 業務への?があるか?
- 自身の?が打ち出せているか?
① インターンで成長したい点が明確か?
企業は「インターンで何を学び、それをどう活かすか」を明確に伝えられる学生を高く評価します。特に、どのような成長意欲を持っているかが評価のポイントとなるため、具体的に示すことが重要です。
Beforeの文章には「積水ハウスの住まいづくりに共感し、深く知りたい」とありますが、それが自分のどんなスキルや考え方の成長につながるのかがイメージしづらく、成長ビジョンが不明瞭に感じられます。
Afterでは、学びたい内容をより具体的に示し、成長意欲をアピールしています。
私が御社のインターンシップに応募した理由は、御社の提案する“「わが家」を世界一幸せな場所にする”の住まいづくりに対して共感するとともに、深く知りたいと思ったからです。
住宅提案に至るまでのニーズ調査や、顧客の価値観に寄り添った提案プロセスを学びたい。
なお、Beforeでは「御社」という表現が使われていますが、これは話し言葉です。ESやメールなどの書き言葉では「貴社」を用いるのが適切です。
「御社(話し言葉)」「貴社(書き言葉)」 の使い分けは、社会に出てからも頻繁に求められます。今のうちに正しく理解しておくとよいでしょう。
② 志望につながる( ? )があるか?
志望理由を考えるときは、「原体験」を意識すると効果的です。自分だけの経験を盛り込むことで、志望に深みが生まれ、他の応募者と差をつけやすくなるからです。Before / Afterで、その違いを比べてみましょう。