- 設問1. 希望職種インターン/イベントへの志望動機をご記載ください。(200字)
- 設問2. 自分自身が、他者からどのような人と言われることが多いですか?(30字)なぜそのように言われると思いますか?(100字)
落ちる ES 例
御社に興味を持ったのは、御社のハウスメーカーという側面からでした。しかしながら、ホームページやパンフレットを拝見させていただき御社が「木」という観点から非常に幅広い事業に手を広げられていることを知りました。業務企画職のインターンシップに参加することができれば、御社が行っている事業を多角的に知ることができ、一つ一つの業務がどのようなものなのかを詳しく知ることが出来ると思い応募に至りました。
興味のきっかけからインターンシップへの志望動機を述べるという流れ自体は悪くありません。ただし、全体的にやや具体性に欠けており、意欲の高さがもう一歩伝わりにくい印象です。このままでは落ちる可能性があるため、以下の3点を添削をします。
受かる ES にするための添削ポイント
- 全体像が見える結論ファーストか?
- 志望につながる?が具体的か?
- 他社にない?への理解があるか?
① 全体像が見える結論ファーストか?
ESでは、最初に結論を述べるだけでなく、冒頭で伝えたいことの全体像を明らかにすることが重要です。
落ちるES例の「ハウスメーカーという側面から」という表現では、具体的にどの点に惹かれたのかが曖昧です。設問は志望動機を問うているため、「入社したい理由」と「入社後にどう活躍できるか」 をあわせて伝える必要があります。
例えば、次のような冒頭文にするのはいかがでしょうか。
御社に興味を持ったのは、御社のハウスメーカーという側面からでした。
「木」を中心に据えた事業に携わり、循環型社会の推進に貢献したいからだ。
「木を中心に据えた事業」や「循環型社会の推進」といった関心や目標を冒頭に示すことで、読み手はあなたの志望動機の核をつかみやすくなり、続きを読みたくなります。
なお、「落ちるES例」では、志望企業を「御社」と表記していますが、これは話し言葉です。ESは書き言葉なので、「貴社」 を使うのが正解。同じ意味なので、使い分けがややこしいですが、この機会に覚えておくと、社会に出た後も役立ちます。
② 志望につながる( ? )が具体的か?
あなたの志望動機に説得力を持たせる鍵は、なぜその仕事や業界に興味を持つようになったのかという独自の原体験です。しかし、その原体験をESにうまく活かせている就活生は意外と多くありません。
あなたが「木」に興味を持ったきっかけは何だったでしょうか。過去の経験を振り返り、それを志望動機に結びつけることで、説得力が格段に増します。
例えば、大学時代の部活動を通じて森林の偉大さを実感し、木や循環型社会への関心を深めたエピソードなどがあるとよいでしょう。こうすることで、応募者の関心の背景がより明確に伝わるようになります。