- 設問1. 自身で立てた仮説を基に行動した経験を、その仮説を立てた根拠を踏まえて教えてください。内容は成功事例でも失敗事例でも構いません。また、そこから得た学び・教訓が現在どのように活きているかを併せて教えてください。(500字)
- 設問2. 住友不動産のインターンシップに参加を希望する理由を教えてください。併せて、住友不動産のインターンシップに参加するにあたり、どのような学びを得ることを期待しているか教えてください。(300字)
落ちる ES 例
私は、大学近くの商店街の活性化に取り組んだ経験がある。コロナ禍以降、客足が戻らず売上が低迷していたため、主な要因を特定するために商店街の各店舗にヒアリングを実施。その結果、学生の利用減少が大きな課題であると仮説を立てた。この仮説に基づき、学生が商店街に足を運ぶきっかけを作る必要があると考え、スタンプラリーやワークショップを企画。商店会とサークルメンバーを巻き込み、協力体制を構築した。結果として、商店街全体の売上が約40%向上し、にぎわいを取り戻すことに成功した。この経験から、課題解決には「徹底した対話」が不可欠であると学んだ。店舗ごとの悩みに耳を傾け、双方が納得できる形で施策を進めることで、信頼関係を築くことができた。現在もこの学びを活かし、関係者との綿密なコミュニケーションを重視しながらプロジェクトを推進している。
サークル活動で商店街活性化に尽力し、売上向上に貢献した素晴らしいエピソードです。ただし、取り組みの具体的な内容が十分に述べられておらず、改善する余地があります。以下の添削ポイントを取り入れることで、受かる水準のESに仕上げることができます。
受かる ES にするための添削ポイント
- 全体像が見える結論ファーストか?
- ?な表現ができているか?
- 自分の?が明確か?
- ?が明確か?
- 活動と?は一致しているか?
① 全体像が見える結論ファーストか?
文章の冒頭は、読み手の第一印象を大きく左右します。ESでは、結論を示しながら全体像が伝わる書き出しを意識しましょう。
BeforeのES例は、取り組み内容を述べるだけで終わっており、とても惜しいです。今回の設問で求められている内容が「仮説を基に行動した経験」であることを踏まえて、次のような書き出しにするのはいかがでしょうか。
私は、大学近くの商店街の活性化に取り組んだ経験がある。
【仮説:商品券500円プレゼント!スタンプラリー企画で商店街は復興できる】
上記のように、冒頭の一文で「仮説と行動」をまとめて強調すると、テーマがすぐに伝わり、読み手の関心を引くことができます。このような工夫で、スムーズにエピソードの全体像を伝えましょう。
② ( ? )な表現ができているか?
人数や期間、成果などを数値で示すと、活動の規模や難易度が伝わりやすくなります。例えば、「300店舗」「1年間」のように数字を加えることで、取り組みのインパクトが強まるでしょう。