目次
- 設問1. モルガン・スタンレーに入社をしたら、何を実現したいですか?(300字)
- 設問2. 人生で頑張ったことを3つあげて説明してください。その他、特筆すべき事項を箇条書きで簡潔にご入力ください。(活動の成果・結果・成績などがあればそれも含みます。)(600字)
設問1.
モルガン・スタンレーに入社をしたら、何を実現したいですか?(300字)
落ちる ES 例
日本企業のESG対応は、米国や欧州の企業と比較して遅れているという課題がある。現状、日本企業のESG評価は米国や欧州の企業と比較して低く、それに伴い、日本株へのESG投資の資金流入が限定的である。このまま日本株への資金流入が細れば、将来的に日本企業の競争力がさらに失われる恐れがある。貴社では、債券引受やM&Aなどの提案・助言を通じて、日本企業のESGイノベーションを促進したい。責任ある実務の中で幅広い金融スキルを吸収し、企業の意思決定を支える人材へと成長したい。
日本企業のESG対応がグローバル基準に比べて遅れているという課題から、自身が実現したいことを説明しています。しかし、「他の企業ではなく、なぜモルガン・スタンレーで実現したいのか?」 という点が不明瞭で、志望動機としてはやや説得力に欠けます。このESを”受かる水準”にするために、4つのポイントを解説します。
受かる ES にするための添削ポイント
- 全体像が見える結論ファーストか?
- 志望につながる?が具体的か?
- 他社にない?への理解があるか?
- ?が打ち出せているか?
① 全体像が見える結論ファーストか?
わかりやすいESにするためには、全体像を提示する結論ファーストが有効です。
BeforeのES例の書き出しは、「日本企業のESG対応が抱える課題」に言及しています。次のAfterのES例のように、「債券引受やM&Aなどの提案・助言を通じて、日本企業のESGイノベーションを促進したい」と、設問に対する結論を述べるとよいでしょう。
日本企業のESG対応は、米国や欧州の企業と比較して遅れているという課題がある。
債券引受やM&Aなどの提案・助言を通じて、日本企業のESGイノベーションを促進したい。
【理由→結論】よりも【結論→理由】の流れのほうが、内容を理解しやすくなります。
② 志望につながる( ? )が具体的か?
志望の説得力を高める要素のひとつに、「志望につながる原体験」 があります。次のBefore / Afterで比べてください。