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目次
  1. 設問1. これまでに力を入れて取り組んだことやご自身の経験などを踏まえて、今回のインターンシップで学びたいことを教えてください。(400字)
JR東日本の27卒夏インターン「ビジネスマネジメントコース」は、本社や各エリアの関係部署で、ビジネスの最前線を体験できる5daysプログラムです。ここでは、どんなエントリーシート(ES)が求められるのでしょうか?「受かるES添削」編集長・今川がポイントを解説していきます。
設問1.
これまでに力を入れて取り組んだことやご自身の経験などを踏まえて、今回のインターンシップで学びたいことを教えてください。(400字)

落ちる ES 例

ビジネスの最前線を体験し、自らの成長につなげたい。大学時代、カナダ・バンクーバー留学で日本文化を広めるよさこい交流団体に所属し、現地の多様な価値観をもつ人々と連携して企画運営に取り組んだ。こうした異文化理解の経験から、多様な人々と地域をつなぐJR東日本の業務に強い関心がある。インターンでは、ビジネスマネジメント業務を現場目線で学び、社会や顧客との関係性を長期的に築く鉄道事業の奥深さを体感したい。そして、自らの経験を活かしながら、人と地域を結ぶ価値創造に貢献できる人材へ成長したいと考えている。

このESは、設問が求める「インターンで学びたいこと」「ご自身の経験などを踏まえて」に触れてはいるものの、自己理解の深め方が甘く、志望の説得力がやや不足しています。"受かる水準"のESに仕上げるため、次の4点を見直していきましょう。

受かる ES にするための添削ポイント

  1. インターン内容を理解しているか?
  2. 志望につながる?が具体的か?
  3. 他社にない?への理解があるか?
  4. ?が打ち出せているか?

① インターン内容を理解しているか?

書き出しでは、設問が求める「インターンで学びたいこと」を結論ファーストの書き方で提示します。このとき、JR東日本が提供するインターン内容をしっかり把握しておくことが重要になります。同社のインターン特設サイトのうち、今回の応募コースである「ビジネスマネジメントコース」を見てみましょう。

「ビジネスマネジメントコース」は、さらに、

① 変化する社会におけるJR東日本グループの経営を考える

② 新たな事業展開の可能性を探る

③ 東日本エリアを豊かにするための戦略を考える

④ 地域に根差し地域とともに発展する経営を考える

と4つのプログラムにわかれていることがわかりますね。志望を書く際は、このプログラムのうちの何に関心をもっているかまで具体的に書きましょう。例えば、「② 新たな事業展開の可能性を探る」を選択する場合、次のような記載があります。

当社の新たな事業領域の可能性を探っていただきます。JR東日本グループの収益基盤を拡大させていくため、新規事業や国際事業などに関する事業戦略を考えていただき、その可能性と持続的なビジネスモデルの確立に向け提言していただきます。

引用元: JR東日本インターン特設サイト

「新規事業」や「国際事業」に関する戦略策定プログラムであることがわかります。この内容を踏まえると、

ビジネスの最前線を体験し、自らの成長につなげたい。

というBeforeの内容は、インターンへの関心がややぼやけている印象です。これに対し、添削後のAfterの文を見てください。

貴社のグローバル展開戦略を学び、自身のキャリア像との接点を見出したい。

インターンプログラムの「国際事業に関する戦略策定」をしっかり理解している内容となり、志望の説得力が高まっています。

② 志望につながる( ? )が具体的か?

1文目では「貴社のグローバル展開戦略を学び、自身のキャリア像との接点を見出したい。」と提示しました。これにより、いまESを読んでいる選考官の関心は、「なぜ、この人はグローバル展開戦略に関心があるのだろう?」という視点になっています。

そこで、2文目以降では「グローバル展開戦略」と接点の深い自身の原体験を提示しましょう。

The person who corrected this application form (ES)