落ちる ES 例
私は、相手を理解するコミュニケーションが得意だ。個別指導塾でのアルバイトでは、小学生から高校生まで幅広い生徒を担当し、勉強への意欲や理解度が様々であることに戸惑った。生徒一人ひとりに合った授業を行うにはまず相手を理解することが必要だと考え、コミュニケーションを重視して、生徒に質問をして目標や考えを知ろうとした。最初はなかなか上手くいかず、生徒の本音を引き出すことが難しい場面も多かった。試行錯誤を重ね、復習テストや内容の説明を取り入れることで、少しずつ状況を改善することができた。この経験を通じて、相手を理解する力を磨きたいと思うようになり、柔軟な対応力をさらに高めていきたい。
このESでは、相手を理解するコミュニケーションが強みであると主張しています。しかし、活動内容が明確でないため説得力が不足しています。以下の3点を添削します。
受かる ES にするための添削ポイント
- 書き出しにインパクトがあるか?
- ?は明確か?
- ?を提示しているか?
① 書き出しにインパクトがあるか?
ESの書き出しには、この先が読みたくなるインパクト が必要です。 一つの方法は、 「格言」 をイメージすることです。 あなたが活動から得た学びや教訓を表現すると、ユニークでインパクトのある書き出しになります。
私は、相手を理解するコミュニケーションが得意だ。
私は、「相手よりも相手を知る」をモットーに、徹底的に人と向き合う。
凝った表現や言葉を使う必要はありません。経験から得た教訓は、あなただけのものであり、その時点で特別なのです。「シンプルに短く」を意識して考えてみてください。
② ( ? )は明確か?
活動内容は具体的に書きましょう。 活動の詳細が不明瞭では、あなたが何を考え、どんな行動をとったのか伝わりません。
コミュニケーションを重視して、生徒に質問をして目標や考えを知ろうとした。
これだけでは読み手が、「どんな質問をしたのだろう?」と考えてしまいます。選考担当者に疑問を持たせないようにすることが大事です。