- 設問1. ご自身の『強み』について、そう思う具体的な経験や取組みを踏まえて教えてください。具体的な経験や取組みは、学業や課外活動等、どのような内容でも結構です。(300字)
- 設問2. NTT東日本のインターンシップに応募する目的と、参加するにあたっての目標を教えてください。(300字)
- 設問3. 職場型インターンシップHPに記載の「求める経験・スキル」の内容に沿って、ご自身の経験・スキルの内容をできるだけ具体的にご記載ください。記載方法は箇条書き等でも構いません。(300字) ※ 添削対象外
- 設問4. 設問3にてご記載いただいた経験・スキルを将来どのように伸ばしたい・活かしたいと考えているか、目指しているキャリアや社会への貢献など、あなたの本領域への思いを合わせて教えてください。(200字) ※添削対象外
落ちる ES 例
「初めて面白いと感じた」。世界一優れた企画も提案が通らなければ実現しない。提案には説明が不可欠であり、自分の説明が誰かの見る世界の変化に繋がる瞬間が、私にとって最大の喜びである。大学ゼミで教科書をもとに説明・発表する機会があった。私はゼミ生が既に学んだ知識と新たな内容との共通点を示しながら、理解しやすい順序で再構成して発表した。その結果、多くのゼミ生から「見方が変わった」と声を貰った。私の新たな見方を提供する情熱を、相手の頭の中で終わらせず、実際に世界を変えていきたい。
自身の行動が他者の変容に貢献したエピソードを選んでいるのは、良いと思います。しかし、設問に対する回答が明確でないため、理解するのに手間のかかるESになっています。次の3点を添削します。
受かる ES にするための添削ポイント
- 全体像が見える結論ファーストか?
- ?が伝わっているか?
- ?のイメージを提示しているか?
① 全体像が見える結論ファーストか?
ESでまず心がけるべきは、「わかりやすい」ことです。採用担当者は1日にたくさんのESを読みます。一読してわかりづらければ、それだけで落とされる可能性があります。ここはしっかりケアしておきましょう。
わかりやすい文章の基本は、結論ファースト です。問いに対する答えが過不足なく冒頭に書かれていれば、理解しやすくなります。また、その結論の理由が知りたくなるため、先が読みたくなります。
Beforeの書き出しは、「初めて面白いと感じた」と感情表現から入っています。その後、「世界一優れた企画も提案が通らなければ実現しない」と続きます。正直、何を伝えたいのかを読み取るのが大変です。
「初めて面白いと感じた」。世界一優れた企画も提案が通らなければ実現しない。
一方、Afterは冒頭で「強みは『相手の視点に寄り添い、納得感を引き出す説明力』だ」と、全体像が見える結論 を示しており、理解しやすい書き出しになっています。
強みは「相手の視点に寄り添い、納得感を引き出す説明力」だ。
② ( ? )が伝わっているか?
物事を伝えるうえで重要なのは、前提情報の共有 です。状況や場面、条件のほか、What やHowなどを共有することで、読み手の理解が深まります。
まずは、Beforeを見てみましょう。
大学ゼミで教科書をもとに説明・発表する機会があった。私はゼミ生が既に学んだ知識と新たな内容との共通点を示しながら、理解しやすい順序で再構成して発表した。
Beforeは、「何のゼミなのか」「どんな工夫をしたのか」が不明瞭で、読み手が具体的にイメージできません。
Afterは、「計量分析ゼミ」「実社会での活用例を交え」といった補足をすることで、大学での学び(専門性)や工夫、努力がイメージできる内容になっています。
大学の計量分析ゼミでは、難解な理論を単に解説するのではなく、既習知識との共通点や実社会での活用例を交え、 理解しやすい順序へ再構成して発表した。
③ ( ? )のイメージを提示しているか?
ESを読んで「この学生は入社後に活躍してくれそうだな」と活躍のイメージができれば、採用担当者はその学生をインターンに呼びたくなります。
Beforeは、「強みを活かして世界に貢献したい」という思いは伝わりますが、NTT東日本での活躍のイメージは提示できていません。
私の新たな見方を提供する情熱を、相手の頭の中で終わらせず、実際に世界を変えていきたい。
活躍のイメージを伝えるコツは、自身の強みと企業の特徴を紐付けて表現することです。 NTT東日本のデジタルマーケティングコースの概要には次のようにあります。
こんな方にオススメ
•DXを通じて、地域社会や中小企業を支えたい!
•事業創出や地域活性化に興味がある!
引用元: NTTEAST・Recruiting
Afterでは、「貴社において、私の強みは不可欠だ」と宣言したうえで、その強みを企業でどのように活かすのかを明確に示しています。
地域に根差し、複雑なICTソリューションを提供する貴社において、私の「新たな見方を提示し、合意を形成する情熱」は不可欠だと確信している。DXという変革の入り口で、相手の期待を超える提案を行い、地域社会の課題解決を形にしたい。
受かる ES 例
強みは「相手の視点に寄り添い、納得感を引き出す説明力」だ。 大学の計量分析ゼミ では、難解な理論を単に解説するのではなく、既習知識との共通点や実社会での活用例を交え、 理解しやすい順序へ再構成して発表した。結果、周囲から「初めてゼミが面白いと感じ、見方が変わった」と評価を得た。この経験から、説明の工夫一つで相手の可能性を広げられることに最大の喜びを感じるようになった。地域に根差し、複雑なICTソリューションを提供する貴社において、私の「新たな見方を提示し、合意を形成する情熱」は不可欠だと確信している。DXという変革の入り口で、相手の期待を超える提案を行い、地域社会の課題解決を形にしたい。
強みとその背景が明確になり、NTT東日本での活躍イメージが伝わるESになりました。
落ちる ES 例
ICT技術を世の中に広めていくという貴社の考え方に惹かれ、今回のインターンを志望した。私は昔から、自分が知っていることを誰かに教えて、相手が喜んでくれることにやりがいを感じるタイプだ。だから、技術の良さを伝えていくセールスやマーケティングという仕事にとても興味を持っている。今回のインターンでは、実際の現場でプロの社員の方たちがどのように動いているのかを近くで見て、今の自分に何が足りないのかをしっかり知る機会にしたいと考えている。難しいことも多いと思うが、現場のリアルな仕事に触れることで、将来的に誰かの役に立てるような人間になりたい。
自身の価値観との親和性を応募理由に挙げていますが、業務内容への言及が少ないために、やや説得力に欠ける内容になっています。次の3つを添削します。
受かる ES にするための添削ポイント
- ?を理解しているか?
- 業務への?があるか?
- インターンで?が明確か?
① ( ? )を理解しているか?
応募の目的を考えるにあたっては、まずインターンの内容を理解します。 募集サイトには次のようにあります。
NTT東日本の「法人事業」における「デジタルマーケティングセールス」の業務を体験していただきます。実践的なワークへの取組と、経験豊富な若手社員からのフィードバックを通じて、事業のダイナミックさと奥深さを存分に味わっていただきます。同時に、ファーストキャリアで「デジタルマーケティングセールス」を選択することで得られる経験と、その後のセカンドキャリアへのつながりを、NTT東日本の事業フィールドの広がりと合わせてお伝えします。(コース概要より)
引用元: NTTEAST・Recruiting
Beforeを見てみましょう。
ICT技術を世の中に広めていくという貴社の考え方に惹かれ、今回のインターンを志望した。
企業命題である「ICT技術の拡大」に触れていますが、インターンの内容に言及していないため、「ほかのコースでもよいのではないか」という印象を与える可能性があります。 もう少しセールス・マーケティングコースの内容に引き寄せて考えてみましょう。
ICT技術を実社会に届けるためのセールス・マーケティングの視点を学ぶことが目的だ。
Afterのように、インターン内容への理解を示すことで、志望動機に説得力が加わります。
② 業務への( ? )があるか?
業務への理解や関心は、あなたの熱意 を伝えます。Beforeでは自身の価値観を伝えていますが、NTT東日本のセールス・マーケティングに対する理解が不足しています。
私は昔から、自分が知っていることを誰かに教えて、相手が喜んでくれることにやりがいを感じるタイプだ。だから、技術の良さを伝えていくセールスやマーケティングという仕事にとても興味を持っている。
Afterは、NTT東日本におけるセールス・マーケティングの価値を語り、その上で自分の価値観を示すことで、熱意のある応募動機となっています。
優れた技術も、顧客のニーズを正確に捉えるデータ分析や、適切なビジネス実装がなければ社会に浸透しない。 私は、相手に新たな発見や喜びを提供できる「伝えること」に生きがいを感じている。だからこそ、セールス・マーケティングという“説明力の結晶”とも言える業務環境 において、地域や法人に対してICTの価値を提案していく力を養いたい。
③ インターンで( ? )が明確か?
Beforeは目標として、「今の自分に何がたりないのか考える機会にしたい」を挙げていますが、やや抽象的です。
今回のインターンでは、実際の現場でプロの社員の方たちがどのように動いているのかを近くで見て、今の自分に何が足りないのかをしっかり知る機会にしたいと考えている。
一方Afterは、「現場のリアルに触れることで、ICTの社会実装の手法を自分の言葉で語れるようになる」と、具体的な目標を提示できています。
本インターンの目標は、現場のリアルに触れることで、ICTの社会実装の手法を自分の言葉で語れるようになることだ。
受かる ES 例
ICT技術を実社会に届けるためのセールス・マーケティングの視点を学ぶことが目的だ。優れた技術も、顧客のニーズを正確に捉えるデータ分析や、適切なビジネス実装がなければ社会に浸透しない。 私は、相手に新たな発見や喜びを提供できる「伝えること」に生きがいを感じている。だからこそ、セールス・マーケティングという“説明力の結晶”とも言える業務環境 において、地域や法人に対してICTの価値を提案していく力を養いたい。本インターンの目標は、現場のリアルに触れることで、ICTの社会実装の手法を自分の言葉で語れるようになることだ。 誰かの課題を解決し、喜びを提供することにさらに情熱を持てる経験を得たいと考えている。
インターンの内容や業務への理解を示すことで、応募への熱意が感じられるESになります。自身の思いを伝えるには、まず相手を知ることから始めましょう。