- 設問1. NTT DATAのインターンシップに応募した理由を教えてください。(400字)
- 設問2. あなたがチームで最も高い成果を上げた経験・役割と、チームへ及ぼした影響を教えてください。(400字)
落ちる ES 例
インターンシップを通して業界や貴社への理解を深めたいと考えている。大学院での自然言語処理研究の学びを通じて、AI技術が課題解決の手段となることの可能性を感じた。 また、クラシックギター部の部長として全員が活き活きと楽しめる環境を目指し、部員の意見を積極的に取り入れながら活動内容改革を進めた。この経験から、相手に寄り添いながら多様なニーズに柔軟に対応するやりがいを感じた。これらの背景から、幅広い業界の課題を、技術で解決するIT業界を志望している。中でも貴社は、業界を超えて企業や行政と連携して社会課題解決に挑んでいる。インターンシップを通してシステム提案を体験し、業界や貴社への理解もより深めたいと考えている。
このESは、結論ファーストで書き出し、志望の原体験に触れ、NTTデータの強みに触れるなど、志望動機の基本構成はおさえられています。しかし、目的の明確さ・企業理解の深さという観点で課題があり、このESのままでは落ちる可能性が高いでしょう。以下に具体的な改善ポイントを示します。
受かる ES にするための添削ポイント
- インターンで成長したい点が明確か?
- 業務への?があるか?
- 他社にない?への理解があるか?
- ?が打ち出せているか?
① インターンで成長したい点が明確か?
志望動機の1文目では、「理解を深めたい」という受動的な姿勢でなく、「こういうテーマで自分を成長させたい」という能動的な表現を意識しましょう。
次のBeforeの文は、インターン参加の目的が「理解を深めたい」にとどまっており、何を学び・どう成長したいのかが伝わりません。
インターンシップを通して業界や貴社への理解を深めたいと考えている。
添削後のAfterの文では、「AI技術のビジネス実装提案」という、成長したい方向性が具体的に示されており、主体性や挑戦意欲が伝わります。
AI技術の価値を最大化するビジネス実装提案に挑みたいからだ。
② 業務への( ? )があるか?
企業がインターンへの応募理由を聞く意図の一つとして、業務に対する認識にギャップがないかを確認する目的があります。
NTTデータは、データ通信やシステム構築事業を行うシステムインテグレーター(SIer) ですね。その業務内容は、NTTデータの採用HPで確認することができます。ここでは、NTTデータの採用HPのうち、社長メッセージで綴られているSIerの業務の本質を紹介しましょう。
これまでは、システムをどう作るかの「How」を考える仕事でしたが、最近は、何を作るかの「What」から考え、提言していく機会が増えています。「What」を考えていく中で、お客様の立場で考え、お客様が抱えている課題や、認識できていない課題やチャンスを一緒に発掘・提言し、それを実装してお客様の成果につなげるところに自社の価値があると考えています。そのためには、コンサルティング力とテクノロジー力の両方が必要です。
引用元: NTTデータ採用情報「社長メッセージ」
社長メッセージにあるように、「課題の発掘から提言、そして実装まで担う力(=Whatから始める力)」が求められています。これを踏まえて、Beforeの志望動機を見てみましょう。