- 設問1. 当社オープン・カンパニーへの応募理由をご回答ください。(200字)
- 設問2. 自己寸評(長所・特徴など)をご回答ください。(200字)
- 設問3. 【添削対象外】研究内容(まだ研究室に入っていない方は得意科目・興味のある科目)をご回答ください。(200字)
- 設問4. スポーツ・クラブ活動経験など、課外活動についてご教示ください。(200字)
- 設問5. 学生生活で最も力を入れて取り組んできたことをご回答ください。(200字)
落ちる ES 例
鉄鋼業界が世の中に与えるインパクトの大きさを学びたいからである。私は鉄鋼産業で最大規模を誇る貴社の工場見学や、貴社の営業体験であるグループワークを通じて鉄鋼業という職について理解を深めたいと考える。その中で、鉄鋼業の視点から貴社独自の戦略について触れ、日本の基幹産業としての鉄鋼業の将来性やあるべき姿を貴社がどのように考えているのかについて深く学びたいと考える。
200字という制限がありながらも、学ぶ意欲がしっかりと伝わる内容です。しかし、内容に重複が多いため、アピールポイントがぼやけてしまい、印象に残りにくい点が課題です。より説得力のあるESにするため、以下の3点を添削します。
受かる ES にするための添削ポイント
- 主体性を強調しているか?
- 志望につながる?が具体的か?
- ?が打ち出せているか?
① 主体性を強調しているか?
企業が求めているのは、自ら課題を見つけ、行動を起こせる主体性のある人材です。「学びたい」「知りたい」といった姿勢は前向きに見えますが、それだけでは受け身に映ることもあります。学びをどのように活かし、何に結びつけたいのかまで示すことで、主体性が伝わります。
たとえば、JFEスチールのインターンシップサイト・トップページには次のようなメッセージがあります。
事務系職種向けプログラム
日本のものづくりを通じて 社会・産業・世界を変えよ!
「鉄鋼ビジネス体感オープン・カンパニー」
引用元: 事務系職種向けプログラムーインターンシップ|JFEスチール
これをふまえて、Afterのように書いてみてはいかがでしょうか。
鉄鋼業界が世の中に与えるインパクトの大きさを学びたいからである
貴社の営業職で世界にどのような変化を起こせるかを学ぶためだ。
このように、志望職種の役割や行動に着目し、インターンプログラムのテーマと結びつけて表現することで、「学ぶ」にとどまらず、自身の成長へつなげようとする主体的な姿勢を示すことができます。
② 志望につながる( ? )が具体的か?
志望理由に説得力を持たせるうえで不可欠なのが、「原体験」 です。原体験にもとづいて述べることで、「なぜこの業界なのか」「なぜこの企業・職種なのか」という問いに納得感が生まれ、他の応募者との差別化にもつながります。
添削前の文章では原体験に触れていないため、「なぜ鉄鋼産業なのか」「なぜ営業なのか」が見えてこず、表面的な関心から応募しているように受け取られるかもしれません。