落ちる ES 例
【ダンスサークルの引退公演における作品の責任者の経験】
この公演は合計1200名が来場する大規模なものであり、私は大学からダンスを始めたが、その集大成として立候補した。選考では、私のこれまでの経験や技術力が評価され、最終的に責任者として選ばれることとなった。準備期間の8か月間、私は音源の作成や振付、照明の演出など、作品に関わる全てのプロセスを一人で管理し、チームをまとめ上げることに注力した。
私の目標は、全員が納得できる素晴らしい作品を創り上げることだった。当初は自分のダンススタイルを全面的に表現したいと考えていたが、集団で活動する以上、全員の個性を活かすことが重要であると気づいた。技術至上主義に陥るのではなく、一人ひとりの良さを引き出すことが、結果として全体のクオリティ向上につながると信じていた。そのため、組織としても、お互いに良い影響を与え合えるような環境づくりを目指し、観客の記憶に残るような舞台を目指して日々活動を続けた。
活動の中では、メンバーのモチベーション維持という課題に直面した。練習に身が入らない者もいたが、私は積極的に声をかけることで信頼関係を構築し、ダンスの楽しさを伝えるよう努めた。また、基礎練習を徹底することで、全員が成長を感じられるように配慮した。構成を決める際も、なるべく多くの人が目立つように配置を工夫した。
結果として、本番は成功を収め、OBからも高い評価を得ることができた。後輩たちも自信を持ってダンスを続けており、非常に有意義な経験となった。私はこの経験を通じて、チームで物事に取り組む際には、相手の立場に立って考えることが重要であると学んだ。
チーム全体を考えながら主体的に行動してきた姿勢や、仲間一人ひとりを大切にする思いが伝わるエピソードです。ただ、不足している点もあり、チャレンジの価値が伝わりにくいのが課題です。私は次の7点を添削します。
受かる ES にするための添削ポイント
- 全体像が見える結論ファーストか?
- ?が伝わっているか?
- ?がないか?
- ?が的確か?
- 自分の?が明確か?
- ?が明確か?
- 伊藤忠商事の?にマッチしているか?
① 全体像が見える結論ファーストか?
冒頭では、エピソードの全体像を一読で把握できるようにすることが大切です。要点が整理された文章は理解しやすく、ストレスなく読み進められます。取り組みの特徴や工夫が伝わる表現を意識し、結論ファーストで伝えましょう。
Beforeの場合、来場者数や責任者を務めたことはわかるものの、公演の規模やチームの大きさが見えず、取り組みの全体像を具体的にイメージすることができません。
【ダンスサークルの引退公演における作品の責任者の経験】 この公演は合計1200名が来場する大規模なものであり、私は大学からダンスを始めたが、その集大成として立候補した。
次のAfterのように 「公演規模(全15作品×3公演・来場者1200名)」「関わった人数(35人)」などを冒頭で示すことで、エピソードの全体像を一読で把握でき、その後の内容もスムーズに理解できます。
【ダンスサークル引退公演での35人メンバーの作品責任者】 全15作品×3公演、 計1200名のお客様が来場する3年生の引退公演で、1〜3年生の合計35人チームの作品責任者を務めた。
② ( ? )が伝わっているか?
前提情報を明確にすることで、成果や役割の重み、背景が具体的に伝わります。
たとえば、立候補の経緯についても、Beforeの書き方では「評価された」ことは分かるものの、評価基準や競争状況が見えません。そのため、なぜ選ばれたのかが伝わりにくく、強みとして十分に評価されない可能性があります。