- 設問1. あなたが学生時代に力を入れたことを教えてください。(200字)
- 設問2. あなたが大切にしている考え方・価値観を教えてください。(200字)
落ちる ES 例
ゴルフサークル代表として練習を主導した。一律の指導ではなく、一人ひとりに寄り添う姿勢を重視した。上達に悩むメンバーには、彼らに近いプロ選手の動画と比較し、共に課題を明確化した。その過程でメンバー同士が動画を撮り合い、自然と教え合う文化が醸成された。その結果、平均スコアが大きく改善した。この経験から、全体の目標達成には個々の成長に寄り添うことが重要であると実感した。
ゴルフサークルの代表として、経験の浅いメンバーに向けて練習内容を工夫して成果をあげたことがわかるエピソードです。ただ、200字という短い字数の中で活動の価値を伝えるにはもう一工夫が必要です。このESを"受かる水準"に引き上げるため、次の3点を提案します。
受かる ES にするための添削ポイント
- 書き出しにインパクトがあるか?
- ?が伝わっているか?
- 「丸紅」の?にマッチしているか?
① 書き出しにインパクトがあるか?
書き出しは結論ファーストで、設問で問われていることに簡潔に答えましょう。
今回の丸紅のESでは2つの設問の文字数がいずれも200字以内と、簡潔に結論を伝えるスキルが求められています。 そのため、最初の一文で相手の知りたいことに端的に答えると同時に、相手を惹きつけ、読みたい気持ちにさせるためのインパクトが重要になります。
そのためには、最初の一文で取り組みの概要に加えて成果まで示すと効果的です。
ゴルフサークル代表として練習を主導した。
ここに、何をめざしてどんなことを達成したかまで簡潔に触れることで、あなたが担った役割や成果をアピールすることにもつながります。
ゴルフサークル代表として 「考える練習」を浸透させた。
② ( ? )が伝わっているか?
エピソードの前提情報が共有されていないと、読み手にストレスを感じさせる文章になってしまいます。
例えばBeforeの文では、メンバーのレベル感や取り組んだ期間、具体的な実績などが語られていません。そのため、何を重視して取り組んだ結果どんな成果を得たのかイメージしきれず、消化不良感があります。