落ちる ES 例
課題解決の専門家であるコンサルタント職に強い関心をもっているからだ。私は大学で新エネルギー技術の研究に取り組む中で、技術そのものだけでなく、それを社会にどう応用し、普及させていくかに強い関心を抱くようになった。留学を経験したことで、異なる価値観や経済環境の中で技術を展開する難しさと可能性を実感し、技術とビジネスを橋渡しする存在として、戦略コンサルタントの役割に魅力を感じるようになった。社会課題の解決に向けて多様なステークホルダーと向き合い、実行するという点に、自身の志向と重なる部分が多くあると考える。また、私は大学時代に体育会野球部の部長を務め、異なる立場や意見を持つ部員と丁寧にコミュニケーションを重ねながら、チームを一つにまとめることを大切にしてきた。この経験を通じて、相手の考えに耳を傾け、信頼関係を築きながら物事を前に進める力を培った。技術的素養と人との対話を重視する姿勢を活かし、貴社のインターンシップで協調性を発揮していきたいと考えている。
志望動機は 「自分にしか語れない独自のアピール材料」 で差がつきます。このESは「新エネルギー研究」「留学」「野球部部長」など独自要素はあるものの、伝え方に課題があります。このままでは落ちる可能性が高いでしょう。私は次の5点の添削で、戦略コンサルタントの志望動機にブラッシュアップします。
受かる ES にするための添削ポイント
- インターンで成長したい点が明確か？
- 志望につながる?が具体的か？
- 業務への?があるか？
- 他社にない?への理解があるか？
- PwCコンサルティングの?にマッチしているか？
① インターンで成長したい点が明確か？
設問は「戦略コンサルティングのインターンシップに興味を持った理由」をたずねています。単なる憧れや関心を書くのでなく、インターンで得たい経験や力を具体的に書くことが重要です。
落ちるES例は、コンサルタント職への関心に触れているだけで「何を学びたいのか」「どんなスキルを伸ばしたいのか」が不明瞭。企業側は学生の狙いが把握できず、評価しづらくなります。例えば、インターン内容の一部である経営課題解決ワークに触れながら、 「戦略策定に必要な考え方やスキルを磨き上げたい」 とすると動機が明確になります。
課題解決の専門家であるコンサルタント職に強い関心をもっているからだ
実務に近い経営課題解決に挑み、戦略策定に必要な考え方やスキルを磨き上げたいからだ
② 志望につながる( ? )が具体的か？
志望理由に説得力を持たせるのは「なぜその業界・職種に興味をもったのか」という原体験です。どんな経験を通じてどんな気づきがあったかを具体的に書くことで、納得感のあるエピソードになります。
次のBefore / Afterで比較してみてください。
このエントリーシート (ES) を添削した人
