- 設問1. 学生時代に力を入れたことについてお答えください。(400字)
- 設問2. 証券会社のWorkshopを志望する理由を入力してください。(300字)
落ちる ES 例
生協のアルバイトで、新入生にPCを提案・販売した活動だ。営業リーダーとして、下落傾向にあった売上を回復させることに尽力した。営業時、価格への不満をぶつけてくる方がいた。率直な言葉に内心慌てながらも、冷静さを活かすことで商品の魅力を理解してもらうことにつとめた。まず、不満を素直に受け入れ、背景にあるお客さんの需要や考えを理解した。次に、把握した需要に最適な商品の魅力を新たな視点から伝えるようにした。例えば「値段が高いという不満=価格に見合った価値」という需要に対し、必要十分なスペックを備えており初めての大学生活における安心を買えるという価値があると伝えた。さらに、これらの内容を全スタッフに共有し、営業時の説明ポイントを伝えた。このような冷静な分析・対応により、商品に対する負の印象を払拭し魅力を伝えることができた。
全体的に事実の羅列が多くメリハリが無いため、あなたの行動の価値や活動にかける思いが伝わりにくくなっている印象です。次の5点の添削により、熱意の伝わる回答に仕上げていきましょう。
受かる ES にするための添削ポイント
- 全体像が見える結論ファーストか?
- ?が伝わっているか?
- ?が明確か?
- 自分の?が明確か?
- ?の提示があるか?
① 全体像が見える結論ファーストか?
ESでは、最初に全体像を提示する結論から入るのが基本です。そして、この一文目が読み手に与える印象を大きく左右します。
このため、エピソードの冒頭では、アルバイトの内容だけでなく、その中で自身の役割や目標、成果などを簡潔に盛り込むことで、以降の展開への期待がぐっと高まります。
BeforeとAfterを比較してみましょう。
生協のアルバイトで、新入生にPCを提案・販売した活動だ。
【売上を20%伸ばした PC販売の営業リーダー】
Afterでは、取り組みの立ち位置(営業リーダー)と成果(売上向上)を冒頭から明確に示しており、読み手に「この人はどんな行動をし、どう成果を上げたのか」といった期待感を自然に引き出しています。
② ( ? )が伝わっているか?
自分の行動を書く前に、「なぜその取り組みが必要だったのか」「どのような状況で始まったのか」といった前提を明確に示すことは、非常に重要です。背景が共有されてこそ、行動の意図や価値が伝わります。
それでは、Before・Afterを比較してみましょう。