設問1.
学生時代に最も力を入れて取り組んできたことを教えてください。(200文字以内)
落ちる ES 例
大学の体育会ゴルフ部でスコア改善に取り組んだ活動だ。最初の半年間、スコアが改善せず、その原因は自身を客観視できていないままの練習にあると考えた。そこで、フォームの撮影をするとともに、部員にヒアリングをし、改善点を分析した。この取り組みを続けた結果、スコア100切りを達成することができた。泥臭く努力を続けることで、大きな目標の達成が可能になると考えるようになった。
体育会ゴルフ部に取り組んだ素晴らしい活動です。しかし、200字という制約の中で自身の魅力を伝えきれていない点が課題です。このESのままでは落ちる可能性もあるでしょう。"受かる水準"に仕上げるために、私は4点を添削します。
受かる ES にするための添削ポイント
- 全体像が見える結論ファーストか?
- 活動の背景・動機に?があるか?
- ?な表現ができているか?
- 三菱UFJ信託銀行の?にマッチしているか?
① 全体像が見える結論ファーストか?
ESでは結論ファースト(最初に結論を述べること)が基本です。このとき、単に結論を述べるだけでなく、全体像を伝えてポイントを明確にすることが重要です。企業の採用担当者は短時間で多くのESをチェックするため、一文目が文全体の印象を大きく左右します。
書き出しを次のように改めてみてはいかがでしょうか。
大学の体育会ゴルフ部でスコア改善に取り組んだ活動だ
運動経験0から部内上位の腕前に上達した体育会ゴルフ部の活動だ
ゴルフ経験どころか運動経験もない状態から始めて上達したという全体像を示すことで、その先のエピソードへの関心を高めることができます。
② 活動の背景・動機に( ? )があるか?
ガクチカのエピソードでは、活動を始めた動機に触れることをおすすめします。
エピソードで、採用担当者が見極めようとしているのはあなたの取り組みの姿勢です。例えば、ゴルフ部の活動に力を入れた背景として、「数字で結果の出る世界への憧れ」という動機を盛り込むと、数字を扱う銀行業務への関心も想起させることができます。