- 設問1. 応募動機を教えてください。(250〜400字)
- 設問2. 学生時代に最も力を入れて取り組んだことについて教えてください。(200〜400字)
落ちる ES 例
将来、人々の日常生活に関わる仕事に携わりたいと考えています。貴社は電力を通じて中部地方の生活基盤を支えるインフラ企業であり、私たちが日常的に電気を使えるのは貴社の事業のおかげです。こうした地域の生活を支える役割に大変魅力を感じました。社会やライフスタイルの変化に合わせて未来の人々の期待にも応えようとする貴社の姿勢に共感し、その一員として貢献したいと強く感じました。私は大学で都市情報学を学び、技術と人々の生活のつながりについて理解を深めています。貴社のインターンシップでは、現場での実務経験を通じて社会のニーズに応える力を身につけ、今後のキャリアに役立てたいと考えています。また、インフラの最前線で働く社員の皆様との交流を通じて、エネルギー業界に対する理解をさらに深め、貴社や社会で活躍できるための力を培いたいです。
中部電力に対する共感は伝わってきますが、具体的なビジョンに欠け、このままでは落ちる可能性が高いでしょう。次の4つのポイントを見直すことで、“受かる水準”まで引き上げていきます。
受かる ES にするための添削ポイント
- 全体像が見える結論ファーストか?
- 志望につながる?が具体的か?
- 業務への?があるか?
- インターンで?が明確か?
① 全体像が見える結論ファーストか?
ESの書き出しでは、設問に対する回答を簡潔に答えます。つまり、「なぜインターンに応募したのか」という問いに対する結論の全体像が一文でわかるようにしましょう。
Beforeの文では「人々の日常生活に関わる仕事に携わりたい」と書いていますが、この回答はインターン応募動機でなく入社志望動機となっています。この場合は、「インターンで具体的に何を体験したいか」や「それを通して何を身につけたいか」まで書くべきです。
将来、人々の日常生活に関わる仕事に携わりたいと考えています。
エネルギー事業者ならではのまちづくりワークに取り組みたいと考え、志望する。
② 志望につながる( ? )が具体的か?
インターン選考で落選してしまう志望動機ESでよく見られるのが、「企業への共感ばかり記述し、自らの価値観とそれを裏付けるエピソードが足りない」という内容です。企業が知りたいのは、あなたが中部電力グループの仕事をどのように受け止めているのか、その価値観と自社の社風は合致しているかということです。
それを伝える一つの手法として、志望するに至った背景を語るというやり方があります。なぜ電力事業に携わりたいと思うようになったのかという原体験を語ることで、インターンシップに参加したい具体的な理由を持っていることが伝わります。