- 設問1. 応募動機を教えてください。(250〜400字)
- 設問2. 学生時代に最も力を入れて取り組んだことについて教えてください。(200〜400字)
落ちる ES 例
人々の生活に必要不可欠な電力供給事業に興味があり、業務内容や社員の方々の働く姿勢を学びたいと思い、インターンシップを志望した。令和2年に私の地元の下呂市で発生した豪雨災害の際、貴社が電力の復旧作業に向けて全力を尽くしているという報道に深い感銘を受けた。そこで私も地域の電力の安定供給を支え、人々の生活の基盤を守りたいという目標を持つようになった。先日の貴社のセミナーでは、「あらゆる生活や産業のベースをつくり、支えている」という貴社の特徴が挙げられていた。この点で私は、貴社で電力の安定供給に携わることで自らの目標を成し遂げられると考えている。インターンシップでは広範囲の停電を防ぐ配電線自動化システムや、配電線の雷対策など、安定供給のために社員の方々が行う作業内容を学びたい。また、社員の方々との交流を通じて、安定した電力供給に対する使命感や熱意を肌で感じ、働くイメージの解像度を上げたい。
電力供給事業に対する熱量の高さは感じられますが、表現に課題があり、要点が埋もれてしまっている点が惜しいところです。このESを“受かる水準”にするために、次の4点を提案します。
受かる ES にするための添削ポイント
- 一文が適切な長さか?
- 志望につながる?が具体的か?
- ?を有効に使っているか?
- インターンに?があるか?
① 一文が適切な長さか?
選考担当者は、1日にたくさんのESを読みます。読みにくく、一文目を読んで結論がわかりにくいESは、それだけで落選してしまいます。わかりやすいESにするためには、「結論ファースト」がおすすめです。
BeforeのES例は「〜〜、志望した」と結論ファーストになっていますが、やや冗長な印象を受けます。不必要な言葉はないか、一度書いたあとに読み返してチェックしましょう。
人々の生活に必要不可欠な電力供給事業に興味があり、業務内容や社員の方々の働く姿勢を学びたいと思い、インターンシップを志望した。
電力の安定供給を支える技術と業務を学びたいと思い、志望した。
② 志望につながる( ? )が具体的か?
志望背景の独自性は、他者との差異化につながります。とはいえ、難しく考える必要はありません。あなたの経験や思考は、あなただけのものであり、はじめから独自性に満ちています。それを丁寧に書けばよいのです。
BeforeのES例は、きっかけにフォーカスして上手に表現できています。加えて、大学で電気電子を学んでいることにも言及すれば、電気分野への関心の高さを自然にアピールできます。