落ちる ES 例
幼い頃から空港が好きで、将来は客室乗務員として働きたいと考えてきた。私は人と接することが好きで、大学時代はアルバイトやサークル活動を通して多くの人と関わってきた。また、高校時代に1年間イギリスに留学し、さまざまな価値観や文化に触れた経験から、世界を舞台に働きたいと考えている。貴社のインターンシップでは、航空業界の理解を深めるとともに、世界に通じる「おもてなしの心」を学びたい。お客さまの立場に立って行動する姿勢を大切にしながら、少しでも記憶に残るおもてなしができるようになりたいからだ。インターンでの学びを通じて、自分に足りない部分を見つめ直し、今後の成長につなげていきたいと考えている。
文章全体から、客室乗務員への憧れが伝わってくるESです。「世界を舞台に働きたい」「おもてなしの心」といった内容も、客室乗務員の業務とマッチしています。ただし、内容としてはよくあるESのパターンにも映るため、もう一歩の工夫がないと落ちる可能性が高いでしょう。改善すべきポイントを4点提案します。
受かる ES にするための添削ポイント
- 設問の意図を把握しているか?
- 志望につながる?が具体的か?
- 自身の?が打ち出せているか?
- インターンで?は明確か?
① 設問の意図を把握しているか?
この設問では、「インターンに参加したい理由」が問われていますが、Beforeの書き出しでは「客室乗務員を目指す理由」が述べられており、設問の意図とずれが生じています。
Afterのように、冒頭でプログラムの内容に触れつつ、インターン参加の目的を明確に示すことで、設問に的確に答えることができます。
幼い頃から空港が好きで、将来は客室乗務員として働きたいと考えてきた。
貴社の 「おもてなしの心」 を学び、JALフィロソフィを体感することで、それを体現する客室乗務員に近づくためだ。
設問と回答のずれは、よくあることです。これを防ぐには、書いた後に 「この答えは設問に沿っているか?」をチェックしながら読み返すことが大切です。また、第三者に読んでもらうのも効果的です。
② 志望につながる( ? )が具体的か?
エアライン業界や客室乗務員を志望する人の多くは、幼い頃から憧れを抱いています。だからこそ、「好きだから」「憧れていたから」といった理由だけでは、他の応募者と内容が似通いやすく、選考官の印象に残りにくくなる可能性があります。
オリジナリティのあるESにするには、志望のきっかけとなった原体験を盛り込むと効果的です。