落ちる ES 例
原子力発電に関する業務への理解を深めたい。大学院では原子力分野の研究を行っており、社会の持続的な発展に貢献したいと考えている。本インターンシップでは、貴社が描く原子力発電の未来に触れることで、将来の私が働く姿の解像度を高めたい。
このESでは、120字という限られた文字数の中で、「目的」「動機」を端的に示す必要があります。上記の「落ちるES例」は、、「目的」「動機」がやや抽象的で、説得力に欠ける部分があります。以下に具体的な改善ポイントを示します。
受かる ES にするための添削ポイント
- インターンで成長したい点が明確か?
- ?が打ち出せているか?
① インターンで成長したい点が明確か?
書き出しでは、「どんなテーマに対して、どのような視座で学びたいか」を具体化することで、志望動機に説得力と個性が加わります。
原子力発電に関する業務への理解を深めたい。
次世代軽水炉に関心があり、貴社の導入に向けての取り組みについて学びたい。
Beforeでは、「原子力発電に関する業務への理解を深めたい」と述べているものの、どのような視点や観点から理解したいのかが曖昧です。
Afterでは、具体的なテーマが設定されており、インターンで何を吸収しようとしているのかが明確です。特に、関西電力が現在設計・計画を推進している「次世代軽水炉」という専門性のあるキーワードを出すことで、自分の成長の軸が技術的な知見の習得や実務理解にあることが伝わります。
原子力発電所の運用高度化に向けて、海外プラントの取組みも参考に、柔軟な運転期間の設定や定検期間、時期の最適化など、稼動率を改善するための取組みを検討しています。また、新増設・リプレースの実現に向けて、プラントメーカー等と協力しながら現プラントモデルの安全性や経済性を向上させた次世代軽水炉の設計の検討を進めるとともに、SMRや高温ガス炉等についても、最新知見を収集し技術検討を進めています。
引用元: 関西電力新卒採用HP「技術職のフィールド原子力」
応募の際は、採用HPをよくチェックし、自身の関心がある領域について関心を深めておくとよいでしょう。
② ( ? )が打ち出せているか?
関西電力の技術系インターンは、理系を対象としたプログラムとなっています。関西電力の事業と自身の研究内容が、どのような接点をもつかを意識することで、自身の強みがしっかりと打ち出された文章に仕上がります。