落ちる ES 例
はじめまして、私は※※大学の※※と申します。私はストリートダンスサークルに所属しています。私はサークルのバトルダンスイベントを企画して、予想参加人数を上回る盛り上がりを達成しました。 このイベントは、参加人数が少ないことが課題でした。そこでイベントの前にバトル練習会を実施して魅力を伝えました。またサークルのインスタグラムアカウントを使い、イベント告知の回数を増やしました。 当日は、バトルダンス初心者が積極的に参加してもらえるよう、バトル初挑戦の子に賞を渡すようにしました。その結果新入生にも、上の学年の方にも参加していただき、利益を得られるほどの参加人数を集めました。
まず、1分の動画はESに換算すれば300〜350文字が目安だということはおさえておきましょう。
さて、自己PRで企業側が見極めようとしているのは「あなたはビジネスでどんな力を発揮してくれるのか」です。その点を踏まえると、この自己PR内容は不足する要素が多く、落ちる可能性が高いでしょう。"受かる自己PR動画"に仕上げるために、私は以下の4点を添削します。
受かる ES にするための添削ポイント
- ガクチカと自己PRの差がわかっているか?
- 強みが?が明確か?
- ?のイメージを提示しているか?
- ?話しているか?
① ガクチカと自己PRの差がわかっているか?
ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)は 「何をしたか」を中心に語るものですが、自己PRは 「自分の強み」を企業にアピールするものです。
自己PRでは、冒頭で「私の強みは〇〇です」と結論をはっきり示し、その後にエピソードで裏付ける構成が求められます。具体例で確認しましょう。
私はストリートダンスサークルに所属しています。私はサークルのバトルダンスイベントを企画して、予想参加人数を上回る盛り上がりを達成しました。
誰もが不可能と思う目標を掲げ、執念でやり切る姿勢が私の強みです。大学のストリートダンスサークルでは過去最大の即興ダンスバトル大会を企画しました。
Beforeの文章は活動内容の紹介に留まっており、読み手に「この人は何が強みなのか」が伝わりにくい状態です。一方、Afterでは冒頭で 「誰もが不可能と思う目標を掲げ、執念でやり切る姿勢」という強みを明示し、その強みを証明する具体例としてダンスバトル大会のエピソードを続けています。これにより、自己PRとして説得力が増しています。
なお、強みを提示する際に意識しておきたいのが、ソフトバンクの求める人材像です。ソフトバンクは次の5つをソフトバンクバリューと位置付け、人材採用でも重要視しています。
ソフトバンクバリュー
No.1、挑戦、逆算、スピード、執念
引用元: ソフトバンク採用HP
強みを提示する際、「No.1、挑戦、逆算、スピード、執念」に該当する要素があれば、ぜひ盛り込んでおくとよいでしょう。
② 強みが( ? )が明確か?
自己PRでは、ただ「頑張った経験」を語るだけでは評価されません。企業側は、「あなたがどのように自分の強みを発揮し、成果につなげたか」を見極めようとしているからです。
Beforeの文章から見ていきます。